あなたは、過去に食べたあとに具合が悪くなってしまい、それからずっと食べることができなくなってしまった食材はありますか?
身体に害がないと頭では理解している食べ物でも、過去にそれを食べてから「お腹が痛くなった」「気持ちが悪くなった」という経験をすると、長期間それを食べることができなくなってしまうことがあります。
今回は、生物の防衛反応とも言える味覚嫌悪学習(ガルシア効果 / 味覚嫌悪条件づけ)について紹介します。
味覚嫌悪学習とは
味覚嫌悪学習

味覚嫌悪学習とは、古典的条件づけの一つで、食材を食べてから腹痛や吐き気などの体調不良を起こすと、その食材に嫌悪感を持って食べなくなるという学習です。
これは、危険な食材を避けるための生物としての本能とも言えるもので、人間だけではなく小さな動物でも同じく味覚嫌悪学習をします。
味覚嫌悪学習は、アメリカの心理学者ジョン・ガルシアが行ったガルシア効果の実験が知られています。
ねずみにサッカリン(砂糖の約200〜700倍の甘味がある甘味料)が入った水溶液を飲ませて、それと同時に強い放射線を照射して不快感を与えると、ねずみは二度とサッカリン水溶液を飲まなくなったそうです。
【味覚嫌悪学習の特徴】
味覚と内臓の不快感の連合によって起こる。
繰り返し行わなくても、一度だけで条件づけが成立する。
食べてから体調が悪くなるまでに時間差があっても条件づけが成立する。
消去抵抗が大きく、消去をさせることが難しい。
古典的条件づけと用語はこちらをご覧ください!
まとめ
味覚嫌悪学習によって、あなたや周りの方が食べることができなくなってしまった食材がもしかしたらあったかもしれません。
ちなみに、私は親子三代であるものを食べてからお腹を壊してから、食べられなくなったものがそれぞれにあります…
健康によいとされる食材とは言え、体に害はないと頭で理解していても、「よし、食べてみよう。今度は大丈夫だ!」とはとても思えません
実際に、その食べ物が原因でお腹が痛くなった訳ではないと今は思っていますが、「なんか…嫌だな」という感覚が抜けません…。
私は味覚嫌悪学習の消去が行われませんでしたが、親はそのあと苦手になった食材を好んで食べているので、消去される場合とされない場合があるみたいですね。
ジョン・ワトソンについてはこちらの記事をご覧ください!
