「A型の人は几帳面」「O型の人は大雑把」など、この血液型はな人というイメージはありませんか?
これは、日本人によく見られるステレオタイプで、心理学的には血液型と性格に関連性があるという説は科学的に証明されていません。
相手がどのような人なのか考えるときには、人はいろいろな情報を元に印象形成をしますが、ときには間違った印象形成をしてしまうことがあります。
今回は、相手に対して歪んだ評価をしてしまうハロー効果とステレオタイプについて一緒に学んでいきましょう!
ハロー効果とステレオタイプ
ハロー効果

ハロー効果とは、好ましい or 好ましくない特徴が1つあると、それだけでその人の全体的な印象を過度に高く or 低く評価してしまうことで、ソーンダイクが提唱しました。
例えば、ピシッとアイロンがかけられたスーツを着ていて、ヘアスタイルもとても整っている男性に会ったとしましょう。
その目立った外見の特徴を見て、その人は「高学歴」「有名企業で働いている」「高学歴」「留学経験がある」「知的で聡明」「資格もたくさん持っている」というように、全体の印象も高く評価してしまうことがハロー効果です。
その逆で、ボロボロの服を着ている人がいたとすると、その外見だけを見て「貧しい人」「仕事ができない人」「だらしがない人」など、ネガティブな印象を持つこともあります。
固定観念・先入観・思い込み(ステレオタイプ)が強い人は、ハロー効果を起こしやすいと言われています。
ハロー効果は、「光背効果」や「後光効果」と呼ばれることもあります。
ステレオタイプ

ステレオタイプは簡単に言うと、人が無意識に抱く先入観や固定観念、思い込みです。
性別や年齢、国籍や地域、職業、身体的な特徴などの社会集団やそこに属する人たちに対して、社会的に共有されているイメージがステレオタイプになります。
日本人は「真面目」、大阪の人は「おもしろい」、イタリア人は「ピザやパスタが大好き」、女性は「料理が得意」などがステレオタイプの一例です。
日本では、「A型は几帳面」「O型は大雑把」などの血液型のステレオタイプがよく見られます。
ステレオタイプは必ずしも正しいわけではなく、否定的な評価や感情が加わると「偏見」になってしまいます。
ステレオタイプは、単純化・画一化することで情報処理の時間を短くできるというメリットがありますが、偏見や差別になってしまうこともあるので注意が必要です。
まとめ
私は大学に入ったときに、ほぼ全科目の先生から授業の初めに「血液型と性格の関連例は証明されてないから」「あれ違うから…」と言われました…
最初は「そんなに言う!?」と思いましたが、心理学は目に見えない心(心理現象)を科学的に証明することを目指す学問なので、「なるほど、血液型と性格はとても浸透しているから、先生的にはとても気になるんだ」としばらくしてから理解しました。
血液型と性格の関連性に関する心理学的研究は行われたことはありますが、科学的に関連性の証明は現在までされていません。
