あなたは、3日前の夕食のメニューをすぐに思い出すことはできますか?
人はすべての情報を記憶している訳ではなく、情報が過多になって混乱をしないように、情報の取捨選択をして覚えたことを忘れたり、時には記憶が書き換わってしまうこともあるようです。
今回は、シャクターの記憶の7つのエラーを一緒に見ていきましょう!
記憶の7つのエラーとは
7つの記憶の誤り
記憶の7つのエラーとは、シャクターが提唱した記憶の間違いを7つの種類に分類したものです。
シャクターは、覚えたことや経験したことすべてを正確に記憶してしまうと、情報量が多すぎて混乱してしまうため、覚えたことを忘れることで混乱を避けていると考えました。
記憶のエラー7つを順番に見ていきましょう!

①物忘れは、時間が経過するにつれて記憶が曖昧になることです。
あなたは小学校の頃の担任の先生の名前を憶えていますか?
高校よりも中学校、中学校よりも小学校といったように、年齢が低くなるほど記憶が朧気になっていくかもしれません。
とても印象的だった出来事などは覚えているかもしれませんが、3日前の夕食などはじっくりと考えないと思い出せない、または考えても思い出せないことがあるかもしれません。
②不注意は、ほかのことに気を取られて、ミスをしてしまうことです。
電車を降りるときに荷物を置いている網棚の手荷物などを忘れてしまったり、少し慌てていたりするとATMの近くに財布や通帳などを置き忘れてしまうなども不注意によって起こります。
③妨害は、ほかの記憶が邪魔をして喉元まで思い出しているのに、思い出せないことです。
誰かから声をかけられたときなどに、その人の記憶とほかの人の記憶が混ざってしまって、人の名前を思い出せない状況などが妨害に該当します。

④混乱は、情報の内容は正確なものですが、情報源を間違えてしまうことです。
例えば、Aちゃんから聞いたと思っている話が、本当はBちゃんから聞いた話だったというように、情報を聞いた相手を間違えている場合などです。
⑤暗示は、誘導尋問などが行われたことで、暗示にかかってしまい記憶が変わってしまうことを言います。
「お前がやったんだろ」と言われると、本当はやっていなくても、やってしまったのかもしれないと思い込んで「はい、私がやりました。」と答えてしまうことなどが挙げられます。

⑥書き換えは、状況や感情によって感情が書き換えられることです。
上司から「さんはいつも遅刻しているから、気をつけてください」と言われると、カチンときて「いや今回が初めてなのに」「いつも遅刻している訳じゃないのに」と思うかもしれません。
実際は、何回か遅刻をしていたとしても、注意された状況で怒りの感情がある場合には、「そんなことはしたことはない」と記憶が書き換わってしまうことがあります。
⑦つきまといは、忘れたい出来事はなかなか忘れることができず、きっかけがあると簡単に思い出してしまうことです。
例えば、俳優や歌手がステージに立って失敗をして、笑われたりヤジを飛ばされた経験があると、また失敗してしまうかもしれないと過去の経験を思い出してしまうことがあるかもしれません。
